ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

26章:母の話…その4 (1/1)

26章:母の話…その4

母の子供の頃の話です。

ある日、小学校から帰る途中の田んぼのふちで、隣の叔父さんが座りこんでいました。

母「叔父さん、何してるの?大丈夫?帰らないの?」

と、声をかけました。

叔父さんは虚ろな目で

叔「家にいるよ。ここ、家だよ。」

ど、おかしな事を言うのです。

叔父さん、おかしくなった…そう思った母は、家に帰り

母「父さん!隣の叔父さんおかしくなった!」

と、祖父に訴えました。

祖父は叔父さんの詳しい様子を母に聞き

祖「狐だ!犬を連れてこい!」

と、言って叔父さんを迎えに出て行きました。

隣の家に叔父さんを連れ帰り、近所の人達と何かをしていたそうですが、母達、子供には何も教えてくれなかったそうです。

ただ、連れて帰る時の叔父さんは

叔「ここが家だ!嫌だ、行かない!」

と、異常な力で暴れた為、縄で縛り、大人の男の人達数人がかりで連れ帰ったそうです。

母のお兄さんも狐に憑かれた事があり

その時は冬で、ボロボロになって帰って来た兄を見た祖母は、あわてて着替えさせて体を暖めました。

次の日、雪が積もった畑には、お兄さんの足跡が所狭しと付いていたとか…
52 /124

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

無意味な力 ©著者:杜若 キウイ

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.