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23章:ニッカポッカのおじさん (1/2)

23章:ニッカポッカのおじさん

妹のイチゴとオートテニスに行く事にしました。

オートテニス場まで、裏道を歩いて10分くらい。

裏道なので人通りも少なく、それをいい事に、バカな話をして大きな笑い声を上げて歩いていました。

路駐の赤いスポーツカーの横を通り過ぎようとした時

ドアミラーにニッカポッカのおじさんが写ってました。

何気に振り返ると誰もいません。

イチゴも私と一緒に振り返っていました。

イ「え!姉ちゃん、今、その車のドアミラーにおじさん写ってたよね?」

イチゴはしかめっ面をして私を睨み付けました。

私「うん。私も見たよ?
だからって、そんな恐い顔しなくても…」

イ「だって!今、写ってたのに、振り向いたらいないなんて…あり得ないよ!」

イチゴは怒りだしました。

私「私に怒られても…」

イ「怒ってない!!」

イチゴよ…その態度が怒ってないと言うのなら、イチゴの怒った態度って、どれ程なんだい?

その後、テニスを楽しんでから帰宅しました。

夜になって…

イ「姉ちゃん」

イチゴは私の茶の間に来て私の横に座りました。

イ「昼間の事なんだけど…」

私「んー?」

私はTVを見ていたので生返事。

イ「アレって、やっぱり…アレ?」

イチゴを振り向くと、珍しく神妙な顔。

吹き出しそうになりました。

私「アレってなにさ?」

少し笑いながら答えると

イ「笑い事じゃないよ!
幽霊かって気いてんの!!」

少し怒らせたようです。

私「ごめん、ごめん。
怒んなって。」

私はイチゴに謝り、イチゴの方に向き直りました。

私「多分ね?イチゴどのくらい視えてたの?」

イ「普通に…姉ちゃん振り向いたから、私も振り向いてみた。」

私「私も普通に視えてたよ。
私が普通に視えるの珍しいんだけどね?」
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無意味な力 ©著者:杜若 キウイ

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