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17章:学校のウワサ…その2
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17章:学校のウワサ…その2
高校の1番新しい校舎の最上階には、プールがあったそうです。
私が在学した時には。使用されす、立ち入り禁止になってましたが…。
最上階に続く階段は、とても暗くて気味が悪く、階段を昇るとすぐに扉があるんですが、厳重に閉ざされていました。
誰に聞いたのかは、忘れました。
ですが、最上階にはプールがあって、そのプールで生徒の1人が溺れて亡くなったそうです。
それから、プールで足を引っ張られて溺れる人が続出…あまりに溺れる人が出て危ないので、使用禁止になったそうです。
私「嘘!マジ?
最上階にプールって、変じゃない?」
普通、学校のプールと言ったらプールだけを別館に造りますよね?
よりによって、学校のしかも、最上階に造りますか?
しかも、1番新しい校舎とは言え、在学中、すでに2、30年以上経った様な建物です。
私「先生!質問」
休み時間、何かの用事で教室にいたクラスの担任に声を掛けました。
担「なぁに?杜若さん。」
私「立ち入り禁止になってる、最上階にプールがあるって、本物ですか?」
担「本物よ。老朽化して、水漏れするから、今は使用してませんけどね。」
変な噂がある割に、あっさりと答えたなぁ…。
私「そこで溺れて亡くなった人がいたんですか?」
担「また、あなたときたら…すぐにそう言う変な事を聞く。
そんな事、ありませんよ。
先生も若い頃、プールで泳いだもの。」
担任は笑いながら教室の外へ。
私「えーっ、だって、その亡くなっ人が足を引っ張るから、プール使用禁止って噂あるよ?」
私は、担任の後を追いながら、食い下がりました。
先「そんな事ありませんよ。
本当にあなたときたら」
そこに隣のクラスの担任が歩いてきました。
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無意味な力 ©著者:杜若 キウイ
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