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6章:お墓参り (1/2)

6章:お墓参り

小6のお盆の事です。

母の実家のお墓に、母の身近な親族とでお墓参りに行きました。

山の中腹、森を切り開いて作ったであろう墓地は、木や草が生い茂り、昼間でも日暮れ時の様に薄暗く、お供え物目当てのカラスの溜まり場でした。

私達、子供は、そんな不気味な不意陰気も気にせず、元気に走り回り、親達に怒られ、また走り回る…を、繰り返すのです。(笑)

その年も同じ様に 楽しく走り回っていると…

「うわっ!」

私は、大きな叫び声をあげて不様に前に倒れこんだのです。

「いったーい。」

地面は土だったので怪我はしなかったのですが、膝を思いっきりぶつけた私の目に涙が滲んでしまい、それを見た従姉妹達が

「キウイちゃん、大丈夫?」

と、心配顔です。

「誰かが、足首を引っ張ったんだよ!」

私は膝をさすりながら答えると、従姉妹達は変な顔をして

「うん。ここ、気を付けてね。」

と、だけ答えました。

ここ、気を付けてね?

何だ?それ?

私は、誰が足首を引っ張ったのか?

従姉妹達の意味不明な言葉は、何なのか?

全く理解出来ずにいました。
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無意味な力 ©著者:杜若 キウイ

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