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3章:無断外泊 (1/7)

3章:無断外泊

いつの間にか寝てしまってその日は、つよし君ちにみんなで泊まった。

起きたら昼だった。

親がいない間に愛と帰ってお風呂入って着替えて家をでてまた愛と待ち合わせした。

はじめて無断で帰らなくて後ろめたい気持ちで帰ったけど家にちょっと帰ったときばぁちゃんが隣のおばちゃんにあたしの事を話してるのをたまたま聞いてしまった。

「昨日帰ってこんで嫁が大騒ぎしよったけどどっかほっつき歩きよるんやろ!お姉ちゃんは心配もかけたことないのにはるなと大違いばい。帰ってこんでどっか施設に入れてもらえばよかとに!あれが孫なんて恥ずかしか!中学生なったばっかとに色気づいてから。みっともなか!」

あたしの心配しないくらいわかってるよ。お姉ちゃんが友達一人もいなくて夏休みも家から一回もでないことは心配じゃないんだね。

胸がえぐられたみたいに痛かったのを覚えてる。

こんなことで傷つきたくないのに…もうやだよ…

こんな家おりたくない。小学生までいいこを演じてなにが欲しかったんやろ。ばっかみたい…

両親はピリピリしててお母さんは、なにかとあたしにしか当たってこなかった。あたしが一番お母さんに似てて気が強いほうだから兄妹であたしだけいつもめちゃくちゃ衝突してた。お父さんがあまり帰ってこなくなり機嫌が悪い日が続いて顔をあわせばヒステリックに切れられて掴み合いの毎日だった…


「あんなやつ産んだ覚えない!はるなの顔みたら憎らしくて本当どうにかなりそう!はるなのせいで家の中がおかしくなるけん迷惑やねー」

って酔って笑いながらお姉ちゃんや弟の前でいってるの何回もきいたことある。

たぶんこの頃からお母さんは精神的におかしくなってたんだけどまだ13歳なったばっかのあたしは傷ついてた。

お父さんが心配…お父さんだけは仕事で忙しいけど優しくて大好きやったんに…なんで帰ってこんの?

家で居場所がなかった。あたしが反抗しだしたのは両親にかまってほしかったのかもしれないけどもうきっかけなんて忘れちゃったし全部選んだのは自分だしあたしは、居場所が欲しかった。

とにかく家に少しでもいたくない。

家にいたくない事をはなしたら今日もおいでってなみさんにいわれて嬉しくてつよし君ちに愛と向かった。愛も家には、もう帰りたくないらしい。

愛がシンナーの話してきた。愛は興味があるみたい。あたしは昨日のつよし君がいったことを思いだしながら絶対シンナーなんかしないっていった。

愛は、つまらなそうだったけど絶対シンナーは、しないって約束した。

この時のあたしの言葉には嘘はなかった。


はずだったのに…
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ねぇ?あたしが壊れるまでみてて? ©著者:はるな

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