男は、出会い系サイトの登録し1年が経過する頃には

名が知れた存在になっていた。


いろんな女との出会いを赤裸々に伝えることで、共感を呼んでいた。

そのほとんどが、アダルトな内容だったこともあり

おかしな出会いもあった


ある女と飲みに行った。

「いろいろ相談したくて」

と女は切り出した

「どんなこと？」

男が聞くと

「恋愛のことと、仕事のこと」

「恋愛のことは？」

「私、なんで彼氏できないんだろ？」

恋愛の相談は、その程度の話しだった

その夜、男が

その女を抱けば

セックスすれば済む話だった


面白いのは仕事の相談だった

「私、ＡＶ会社の広報をしてるの」


男はじっくり

話しを聞きたくなった