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4章:4 (8/8)


「…あたしね、エリちゃんと同じ気持ちだった事があるの。ううん、今もきっとそう。前よりマシになっただけ。
その当時ね、ある人に気持ちを理解して欲しくって話してみたの。優しい言葉で慰めて欲しいって思って。でも、その人はこう言ったの。
'羨ましいなら自分で這い上がらなきゃいけない'って。
言われた時はしばらく落ち込んだよ。突き放されたって思い込んで。でも、今ならその言葉の意味がわかる気がするんだ」

アヤちゃんの声が涙声に変わっている。

思わずアヤちゃんの傍に行く。

アヤちゃんは、窓の縁に肘をつきながらどこか遠い目で何かを思い出している表情をしている。

その茶色の黒目には、うっすらと涙が滲んでいるような気がした。
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