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14章:悲劇か喜劇か (1/2)

14章:悲劇か喜劇か

家柄、お金、容姿、雰囲気、言葉、存在。

渚の全てが一瞬であたしに不安を蘇らせた。

渚の全てがあたしを焦らせたんだ。





「あれ?理恵!今日早いね。メールくれた?」

「ううん、携帯の充電切れちゃって」

「そっか、まぁ座ろっ♪」


光輝は少し赤い顔で あたしの卓に着いた。変わらない笑顔と優しい声、やっぱり大好きなんだ。
あたしは光輝といつものように話して、いつものように時間は過ぎていく。

でも、ふと思う。さっきまでここに座っていたのは。さっきまで光輝が笑顔を向けていたのは…
あたしは光輝を信じてる、信じてるよ。

「ぁ、理恵、ちょっと待っててね」

他卓で指名だろうか?いつもは気にならないのに、今日はすごく気になる。行かないで、なんて言えない。

「すぐ戻ってくるからね」

光輝はそう言って席を立った。光輝がいなくなって少ししてから、あたしはヘルプに言った。

「シャンパン入れて。これとこれ。」

「ぇ……はい!」

光輝、早くあたしを見てよ。早く戻ってきてよ。
そう思っての、軽率な行動。

そしてこれが、掛け地獄の始まり。
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本当の愛は ©著者:月雫

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