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13章:エース、渚 (1/3)

13章:エース、渚

「沢咲理恵さん」

「…」

診療所の壁は白い。空っぽの心は未だ少しも満たされることはなくて。光輝、いや、翔吾に付けられた傷も未だ癒えることは無い。
あたしは本当に愚かだった。彼はホストなんだ。
それでも好きだった。
違う、過去の気持ちじゃなくてホントは今でもあたしは……












伊藤さんと寝て得たお金をあたしは一晩で光輝に使った。伊藤さんはあれから店に足を運んでくれるようになりあたしの売り上げもまた回復してきた。

でもたびたび体を求められるようになった。あたしはどんどんと心が麻痺しその行為を重ねていた。営業とかめんどくさい。客の無茶ぶりにとにかく病む。

そして相変わらず光輝にお金を使いまくりたびたび掛けまでもしていた。シャンパンを入れれば入れるだけ光輝が喜ぶ。さすが俺の唯一愛した女だ、なんていう少しクサい台詞だって言ってくれた。

あたしはそんな言葉をもう一度聞きたくて、比例するように掛けを重ねた。
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本当の愛は ©著者:月雫

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