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11章:決意 (1/2)

11章:決意

それから2週間程経った。あたしは相変わらず売り上げはまずまずだった。

そしてさっき、伊藤さんからメールが来た。

『今日、店行く







先日、あたしは伊藤さんにメールをした。

『伊藤さん、会えないかな?』

『美稀が寝てくれないからもう行かないって』

『違うの今度来たときアフター行こう…?』

『分かって言ってるよね?』

『もちろん

こんなやりとりをした。あたしは光輝に申し訳ない気持ちでいっぱいだった。でも実際、伊藤さんと寝れば売り上げは上がる、チップも貰える、給料も上がる。結果的に光輝とたくさん過ごせるようになる。決めたから。あたしは光輝に会うことを最優先にするって。





伊藤さんが店に来た。あたしは来てくれてありがとう、と一言笑顔で告げて卓に着いた。伊藤さんは卓ではあたしに一切触れてこなかった。あたしはそれが少し恐かった。
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本当の愛は ©著者:月雫

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