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21章:島木さん
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携帯をユキの家へ置いてきてしまった私達は
島木さん家から1番近いコンビニに向かって
公衆電話からユキの父親に連絡して迎えに来てもらった
コンビニまで歩くのは本当にキツかった…
ユキとヤスコも…私の体を肩で支えながら歩くのは相当キツかったと思う…
コンビニの店内の光りのおかげで,ずっと痛んでいる所を見る事ができた
キティサン(キティーちゃんの健康サンダル)から出ている足の親指から血が出てるのか…
グルグルに巻かれた包帯が赤く染まっていた…
自分自身の血の量を見て…サー…って気を失いそうになる…
私達は何も言葉を交わすことなく,直ぐに迎えに来てくれたユキの父の車の中で…
久しぶりの安心を感じた…
車の中でユキの父親が
「どこに行ってたの?」
「島木さんの所か?」
質問を問い掛けてくる…
私達は一言も答えない…
普段から優しいユキの父親は私達の様子を察したのかそれ以上
何も聞いてこなかった…
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高校デビュー ©著者:ひまわり
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