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21章:島木さん (3/14)

きっと時間で表したら数分間だったと思う…

でも私には何十時間にも感じた…

激痛がはしるなか爪の中の遺物感が急になくなった…

アイスピックが抜かれた親指には
まるで大きな心臓があるみたいにドックドック膨らんだり縮んだりしてる感じがした…そのたびに重い痛みがする…

あまり覚えてないのですが,ヤクザの人が包帯を巻いてくれて

痛みで歩けない私をおんぶして

来た時と同じ車に乗り出発した…

車の中で

「サナごめんね…」

って呪文のように何度も言いながら泣くユキとヤスコ…

私は自分自身で一杯一杯だったから覚えてないけど…


私の爪からアイスピックが抜かれたって事はユキとヤスコが島木さんの名前を言ってくれたんだよね…?

私のかわりに…

私を助けるために…

その時は痛みが我慢できなくてユキとヤスコに何も言ってあげれなかった…

今…言わせて下さい…

島木さんを裏切る事をさせてしまいごめんなさい…
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高校デビュー ©著者:ひまわり

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