10章:2人の女 (3/8)

そんな事も知らない私はマナーにしている携帯を見る事もなく

愛人と
苦痛なのか快楽なのか分からない時間をゆっくり過ごしていた

携帯を見たのは事を終えた数分後…

すぐにかけ直したけどユキもヤスコも電話に出ない

何かあったんだ…直感した私はすぐに帰りたかった

愛人はシャワー中…

苛々ソワソワしながら愛人を待ち

私はシャワーを浴びず愛人を急かしユキの家へ向かった