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3章:オトモダチ (1/6)

3章:オトモダチ

「莉菜ちゃんはさ、優しすぎるんだよ。」


そう言って微笑む松本さん
50代、妻子あり


勿論本当の話などしていない。



友達がダメダメな彼氏と別れる別れないで悩んでて、悩みを聞きつつ「別れなよ」と言っても”でもでもだってチャン」で…

的な適当な話で、気晴らしがしたいと言ってみた。


で、目の前にはシャンパンと焼肉。


松本さん的には満足いかないお店みたいだけど、急に予約が取れて味もそこそこって考えると、焼肉屋は無難だ。


適当な話をしたけれど、私的にはあながち嘘では無い。

恋愛絡みの話
別れ話で、でもでもだってだった事


これは本当だけど、友達の話じゃ無いだけ。

拓海には申し訳ないけど、未練はゼロ。
でも、縋られたり、辛い顔されたり、結果的にはどん底の拓海を見放した形になった事には、罪悪感が無いわけでも無い。


松本さんが真に受けたかどうかは謎だけど

とりあえずは、ニコニコしながら話を聞いて、”友達思いの良い子の莉菜ちゃん”と、勝手な虚像を祀り上げてくれている。


松本さんの良いところは


多分嘘は嘘と分かっていて乗ってくれて
下心を押し付けず、割り切ってアクセサリーとして優しくしてくれるところだ。


だから私も、後ろめたさもウザさも感じず、持ちつ持たれつな関係を続けていられる。

それを計算高い、というならそうかもね。


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さよならは星の数 ©著者:奏

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