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6章:壊れた人
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尾崎が私に会いに来てくれたのは、私が中学生になってすぐの頃だった。
それは本当に突然の事だったので、私は嬉しさの余り声を上げて泣いてしまった。
「先生!なんでいきなりおらんようになったと!なんでうちの事捨てたと!」
当然の事だが、尾崎は中川先生との間に何があったかなどは話してくれず、ただひたすら「ごめん…」と謝っていた。
尾崎は新しい青い部屋を用意していた。
前と同じ、そこにも生活感は全くなかった。
あるのはテレビとビデオデッキだけだった。
暫く見ないうちにすっかり女になった私を見て、尾崎は歪んだ欲を全て私に注ぎ込んでくれた。
尾崎の吐いたものや排泄したものたちはどれも人の肌のように温かくて、私は尾崎の愛に包まれているような気持ちになって、喜んでそれらを食した。
「嗚呼…先生、もっと汚して…」
尾崎の大便を肥大しきった陰核に塗りつけ、尾崎に見せつけるように自慰行為をするのが堪らなく好きだった。
私のその姿を見て尾崎も激しく陰茎をこする。
そして最後は必ず私の中で射精する。
大便と精液にまみれた自分はなんて汚い存在なのだろう。
だけど、尾崎は相変わらず私の汚れをきちんと洗い流してくれていた。
「まのるだけだよ、こんな俺を受け止めてくれるのは…」
「…うん、もうどこにも行かんといて…」
私の細くて白い背中を、尾崎が力を込めて抱きしめた。
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脂女 ©著者:小陰唇ふりる
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