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3章:少女の玩具
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3章:少女の玩具
長屋の一番奥はずっと空き家だった。
何年か前に一人暮らしだったおっちゃんが首を吊って死んだ部屋だ。
長屋中に死臭が立ち込め、辺りはおっちゃんの死肉から生まれた蝿が攻撃的な羽音を立てて飛び回っていた。
おばちゃん達が口々に「臭うて吐き気がする」「警察ば呼んで調べてもらおうか?」と話していた頃、私はこっそりとおっちゃんの家を覗きに行った事がある。
玄関を開けると数え切れない数の蝿が勢いよく飛び掛かってきた。
と同時に、その強烈な臭いをまともに嗅いでしまった私は給食を全部吐き出してしまった。
そしてその時、母にこっぴどく叱られて叩かれたのを今でも覚えている。
それから間もなく警察がやってきて、担架に載せられたおっちゃんには白い布が掛かっていたが、担架からブランとぶら下がっていた手首から先の色が生きている人間の色とは全く違っていて驚いた。
後からおばちゃん達が話していたが、おっちゃんの首は伸び切っていて、腐敗した体はガスで膨らんでパンパンになっていたそうだ。
畳を新しいものに変えても、消臭剤を撒いても、おっちゃんの臭いは中々消えなかった。
だからおっちゃんの死んだ部屋は常に空き家だったのだ。
私はたけしの手を取り、鍵のかかっていないおっちゃんの家へと連れて行った。
たけしは「く、くさい…ここくさい…」とカタコトの言葉で顔を歪めていた。
私はそんなたけしを他所にスボンから陰茎を引っ張り出して頬張ってみせた。
たけしのペニスはみるみるうちに硬さを取り戻してきた。
ハァハァと息を荒くするたけし。
私は無我夢中でたけしのペニスを咥えていた。
そしておっちゃんの死臭が充満する真新しい畳の上にたけしを寝かせて、はち切れんばかりのペニスを自分の中にゆっくりと収めた。
誰に教えてもらったわけでもないのに、たけしは自ら腰を動かしてあっという間に私の中でイッた。
この日を境にたけしは私の玩具となったのだった。
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