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51章:病弱な姉弟③
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51章:病弱な姉弟③
(アベンジャーは────)
セリヌーラとソレックスがたった今来て俺に町人に聞いた話をしてくれた。
酔っ払いの親父にしろ、昨日のさわやかな青年にしろ、目つきが悪い老人にしても、話を聞くだけで
リマイヤとレイラーは黒だと証明できる。
夜になったら、捕らえないといけないな。明日の朝には出発するんだし、あの二人が町人たちを殺戮するカニバリズムなら、それを止めさせないといけない。
さすがにガキ共だ。殺しはしないさ。ただ、痛い目には合わせないとな。
俺がそんなことを考えていたら服には着替えてるが、レイラーとリマイヤはのぼせて顔が赤くなり、
目が回っていた。
「のぼせたよぉ……」
「温泉熱すぎて目が回る」
とリマイヤとレイラーは言った。
「温泉は30分から1時間くらいが一番いいんだ。お前達は二時間も独占して入ったんだから、そりゃあのぼせるさ。超硬水の水でも飲んどけ!」
といい、俺は自販機で300円の超硬水の水を二人に飲ませた。
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