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29章:魔女の公開処刑 (1/10)

29章:魔女の公開処刑

「セリヌーラ、起きろよ。闇に選ばれし俺がお前を起こしてるんだから!」

とボクの肩を揺さぶってソマトはボクを起こした。

「いい加減、普通の話をしてくれないかな?戦う時はそんなセリフでいいけど」

とボクはムスッとした表情で起きた。

「あぁ、悪かったな(汗)この宿屋、朝食つきらしいから一緒に食べようぜ。ソレックスとアベンジャーさんは食堂で食べるって言っていたよ。」

とソマトは言った。ソレックスは後悔しているのだろうか?ソレックスは悪くないのに────。

ボクが望みを叶えただけなのに気に病むことはないと思うけどな。

「ソマトはボクの席を取っていて。トイレしてから来る。」

と嘘をついてソマトは食堂に向かい、ボクはソレックスの部屋に入った。

血は綺麗に拭いてあった。シーツは宿屋のお姉さんが変えたんだろうね。

ボクは、そう思い、宿屋のお姉さんにシーツの件と血で汚してしまった件を謝罪した。お姉さんは優しかった。

「なんか辛いことでもあったんでしょ?構ってほしくってやったわけじゃないし、あたしは怒らないよ😊それより早く、朝飯食べな。冷めちゃうよ!」

と言って、ボクの背中を押して宿屋の食堂に連れて行った。

そして、ボクの席を取ってくれたソマトの席についた。

そして、朝食にボクは驚いた。
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ゾンビダチノムレ ©著者:霞夜穢月

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