ソレックスは血まみれになって帰ってきた。

「おかえり。ソレックス」

とボクはソレックスに一言言った。

「ただいま。セリヌーラ」

とソレックスも言った。ボクは、ソレックスに言われたとおり宿屋のご主人を死守した。

ソレックスは、元“一般人”を殺したってことか……。

「ソレックス、あんたがセリヌーラにワシを守れと言ったそうじゃな。そのような血まみれになってもワシを守ってくれてありがとう。」

と宿屋のご主人は、ソレックスに深々と頭を下げた。

「そんなに頭下げなくていいよ😊オレは当然のことをしただけだ。まだ操られていないあんたを、セリヌーラに守ってくれってオレが頼んだんだ。でも、セリヌーラも宿屋のご主人も悪ぃな……。住人全員、皆殺しにしたよ。そして人間「様」の血を飲み干したところだ。」

とソレックスはボクと宿屋のご主人に言った。