「お前、何で殺したんだよ……あまりに残酷すぎるぞ。お前が助けたらあの子は一緒に旅していたって思うよ。」

とソレックスは、ボクを責め続ける。

「ああするしかないんだよ。ボクは信用できないやつは嫌いなんだ。例え同じ世界に生きてきた奴でもね。ボクは確かに突き落として生まれて初めて人を殺した。
でも、拓磨は、あの螺旋状の階段の無意味な人間を殺害している。たった差別されたって理由でね」

とボクは冷たく返事した。だって仕方ないじゃん……。あのままの精神で被害妄想に至り、また無意味な人間を銃や剣で殺害したら怖いから。