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7章:ホストという意味
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美咲が来てくれて、俺はホッとした。
まだホスト二日目の俺には1人で接客は無理だった。
美咲「指名ありがとうーって、
遊のバーターだよね(笑)
美咲は笑いながらあやのの横に座る。
あやの「いや、初めはそうだけ
ど、美咲くんもイケメン
だから大丈夫!って、
ここあたり多い気がする
よねー??カオル!」
カオルも頷きながら、笑った。
美咲が、俺の耳元ではなす。
美咲「ゆきちゃん待ってるぞ!
少しご機嫌悪いからすぐ
ゆきちゃんとこもどれ?」
機嫌…??
俺なんかしたかな…
そう思うとすぐにゆきのもとへ。
遊「ごめんね、中々帰れなくて」
ゆきは明らかに態度が変わっていたが、俺をみて、
ゆき「ううん、大丈夫だよ。
良かったね、お客さん!」
そうだけ言って切なそうに
ゆき「今日はもう帰るよ。」
と言ってチェックをした。
俺はわけわからずとりあえずゆきを送る。
遊「今日はありがとうね?
東京にきて初デートだった!
他のお客さんにもこのスーツ
褒められたんだ!買ってもら
ったんだってつい興奮しちゃ
ったよ、俺(笑)」
ゆきの顔をじっとみて話した。
するとゆきは、笑顔になって、
俺の腕に抱きつく。
俺もゆきに抱きつき、すっぽり小さなゆきを包んだ。
遊「絶対約束果たすよ。
うれてゆきにいっぱい奢る
んだ!」
ゆき「うん、あたしもいっぱい
応援するし支えるからね。
ちょっとヤキモチやいちゃ
ったんだ、さっきの子に。
ごめんね。」
遊「ヤキモチ?なんで?
ゆきが俺の初めてだよ、
全部の。ありがとう」
そう言ったらゆきは、また笑顔になって、帰って行った。
俺は全て素で考えて、素で行動してる。
これが間違いじゃないなら、俺はホスト…できるかもしれない。
そうおもった。
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