10章:離婚 (3/12)

同窓会の前日の夜、ダンナの車で実家に送ってもらった。

ダンナは玄関先で挨拶するとそそくさと帰っていった。

ワタシはダンナが帰ると

泣いて泣いて大声で泣いた。

そして、すべてを母とアニキと義姉にぶちまけた。

３人とも黙って聞いてくれ、

ワタシが落ち着くとアニキはボツりと

｢離婚して帰ってくるか、｣

といってくれた。

義姉も

｢陽子ちゃん、色々とウワサは聞いているよ、イヤなら帰ってきてもいいよ｣

といってくれた。


母は話し合いにいくといって怒っていた。

その夜、何ヵ月ぶりかで

お酒を飲み、泥酔して

ゆっくりと寝た。