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4章:確信したら
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私『さむ』
実家にいた時は着古したジャージとか体操服を寝巻きにしていたけど
1人暮らししてからは、ちょっと気を使うようになった。
ちょっとしたレースのベビードール
ハマりだしたら集めるタイプでもうかなりの枚数持っていた。
だから彼とお泊まりなんかの時はそれを着ていく。
普段はカップ付きキャミでいい。
工藤さんもベビードールを見て、それを嬉しそうに脱がしていた。
脱がす行程が良い、とかいいながら。
barにはしばらく行けなかった。
勿論幹夫さんがいたから。
久しぶりに行ったのは1ヶ月あと。
行く時は松橋さんに
していたけど、今日はしないでおいた。
1杯飲み終わる。
三谷『最近、忙しい?』
私『忙しくはないかな。家具屋が忙しいってあんま聞いた事ない(笑)』
三谷『なんか顔が疲れてるというか、悲しい顔、というか…。』
私『ああ。平和だからね。』
三谷『平和、ねえ。』
ふうん、って顔で私を見る。
三谷『まだ若いんだからさ、恋をたくさんしなさい』
私『三谷さんは、恋しないの!?』
三谷『嫁にずっと恋してるよ』
私『長年一緒にいて、飽きる事ないの?』
三谷『飽きないよ(笑)たまに喧嘩したり、育児の話したり、メリハリあるし。』
私『そんなもん?』
三谷『まあ。結婚したい人でもいるの?』
(^・ェ・)
私『いないよ…』
三谷『変な奴
』
私『前からです
』
三谷『まあね』
私『そろそろ帰る』
三谷『え、もお?』
支払いして、barを出ようとしたら自動であいてびっくりした。
松橋『わ…すいま。ああ!!佐川さん、もう帰るんですか!!』
私『あ…はい』
松橋『送りますよ』
私『え!?だって今来たばかりじゃないですか…』
松橋『また来ますから
』
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重たい扉 ©著者:愛希
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