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5章:枯れる
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松橋『あんまり刺激しないで。朝だし…』
私『え…?』
ああ…
松橋さんの脚に私の脚を挟んでいたから、私の太ももにかたくなったのが当たっていた。
私『あはは…』
私をすっと仰向けにすると松橋さんは私を見下ろし、また朝に似合わないくらいの情熱的なキスをして、唇はだんだん下がっていく。
ずっと両腕をベッドに押さえつけて、身動きが取れないまま。
私『ンアァアッ…
』
松橋さんが入って来た。
かちこちで。
ゆっくり、ではなく
勢いよく。
松橋さんは私の顔を見ながら一心不乱に腰を前後させている。
息をきらしながら、名前を呼び腰を持ち上げながら、脚を担いだ。
そうすると、松橋さんがもっと奥に入って来る。
私は丸見えになるから恥ずかしい…。
恥ずかしいけど…
マッハで腰を振ったあと、ビクッビクッとなり私の脚をおろした。
またとなりにきて、まったりといつまでもキスをする。
唇が離れると『可愛い』という松橋さん。
けして私は『可愛い』というタイプではないのに。
本当に可愛いものに対して言うみたいに言う。
胸にキスをする時、2回ちょっと強いキスだった。
私『ンッ…』
誰かが切り上げないといつまでもひっついていた。
松橋さんの
が鳴る。
松橋『ちょっと待ってて。』
に出る。
私はジェスチャーで『シャワー浴びる』としたら頷いてた。
浴槽に湯をはる。
たしかな意識で周りを見渡すと、古びていて怖い。
湯がたまるまで
ボーッとしていた。
かちゃっ…
松橋『風邪ひくよ
』
私『あ…』
私はすぐ後ろを向いた。
なんだか明るい場所で見られるのは恥ずかしい。
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重たい扉 ©著者:愛希
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