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5章:枯れる (4/10)





朝目が覚めると見慣れない天井だった。
ギュッと布団を抱き締めた先に髭が見える。

長い腕が無造作に私を探し、見つけると私を抱き締める為にすりよってきた。





私たちはあのあと
公園裏にある、安いラブホに入って
部屋に入るなり、玄関先で熱く抱き合いキスをした。


『もう止められない…』





靴を雑に脱ぎ、服を脱ぎ散らかしながらベッドに入り、松橋さんは私の体を全力で愛したんだ。

愛されてる間、私は何度も声をあげ、松橋さんは私を『稜子さん』と呼んだ。



『稜子さん』

『松橋さん』




年齢のわりに、男性のくせにきれいな肌だった松橋さん
その肌が私の肌と重なるだけで気持ち良かった…





まだ寝ている松橋さんの手をすり抜けて顔を洗い歯磨きをして
また松橋さんの腕のなかに入り込み背中に手を回し、撫でる。




松橋『ンッ…』


起きた。





松橋『寝れなかった…?』


ちょっと掠れた声



私『寝れましたよ…





伸びをするように『んーっ』と言いながら私を強く抱き締める。
そのあと松橋さんは水を飲んだあと、照れ臭そうに笑った。




松橋『あーあ』


私『ん?』

松橋『もう手放せないよ』


私『そうなんですか?』





立ち上がり、松橋さんも顔を洗い歯磨きをして戻ってきた。



下半身にだけ布団をかけ、肘をつく。
あいた手で私の腕やほっぺを撫でる。




松橋『可愛い』




面と向かって言われると、いつも以上に照れる。


私『いやいやいや…』




また全てを包み込んでしまうかのような微笑みで、おでこにキスをされる。





松橋『稜子さん…』


私は松橋さんに抱きついた。
足をからませ一番近くに。





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重たい扉 ©著者:愛希

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