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5章:枯れる
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taxi乗り場まで、なんか気マズくて…
黙って歩く…。
会いたかったけど、会ってはいけない人だから。
松橋『ちょっと、飲みますか』
私『あ…ハイ』
松橋『ちょっとだけ。』
どっかの店に入るのかと思ったら、コンビニでお酒買って凄く広い公園のベンチに座った。
松橋『こうやって、たまに1人になりたい時、来るんです』
私『ああ…私は初めて』
松橋『気づくと2時間くらいいたりして、1度職質くらいました
』
私『ええ(@_@;)』
松橋『いきなりだから、なんも悪い事してなくてもおどおどしちゃって(笑)交番まで連れてかれてね。まいりましたよ』
私『どうやって解放されたんですか?』
松橋『身分証明書と名刺を出しました
』
私『ああ…』
そんなくだらない話がしたい訳じゃないけど。
あっという間に2時間…
ふとベンチに放り出された私の手の上に、手が重なっていて、泣きたくなる。
握り返したいけど、返せないまだギリギリ理性のある気持ちがあって。
スーツの裾が上がってしまったズボンを直す為か、松橋さんは一旦立ち上がってパタパタしたあとまた座る。
さっき座っていた位置より明らかに近くなった距離。
そしてまだ放り出されてる私の手をギュッと握った。
松橋『僕はね。やっぱり佐川さんが好きです。どうしようもないおじさんの僕が、どうしようもない気持ちに翻弄されてます。』
私はやっと松橋さんの顔を見た。
松橋さんは全てを包み込んでしまうかのような微笑みで私を見返した。
見返したあと。
松橋『そんなの、ダメですよね
』
寂しく笑った。
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重たい扉 ©著者:愛希
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