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4章:確信したら (10/11)




裸を姿見に写す。
何人かがこの体を通過しているけど。

誰1人、私の体に傷痕を残していない…。



長い首に、筋肉のない手足

細いけどくびれ損ったウエスト

縦長なへそ


薄いアンダーヘア




何人かがこの体を綺麗だ、と言いながら通過した。
付き合うのは昔から年上で、初めての相手もそうだった。





顎髭をたくわえ、天パーで長い髪を無造作に結んだ本屋の若い経営者
たくさんの本を読んでるから話題は豊富で、友達といた時1人で話しかけてきた人


細いけど鋭くない目を、眼鏡の奥に忍ばせて
私を抱く時は眼鏡をはずしてギラギラと光らせた。

言葉攻め…。
私は訳わからなかったけど、痛い事もされないし、お香のにおいに交じりながら、言葉や声に耳を傾ける。
詩人のようなセリフを吐く顎髭の彼




付き合いは短く、半年でまたバージンと付き合い始めたから、と言われて
部屋の鍵を返した。




たまにあのお香のにおいがどこからかにおう事があって、においの元に行って
そこにいた人に何か聞いたら『Chandan』というお香で人気がある、と言っていた。


今私の部屋はそのChandanを焚いている。
残念ながら

凄く落ち着く香り…





通過した人を記憶する事はないけどこうして香りなんかで思い出したりする。



裸のまま、床に座り
体操座りをする。
こんなポーズのグラビアがたまにあるけど。

私もちゃんと
隠さなきゃいけない部分は隠せてる。




大きくはない胸がたまに震えるのは、恋をしている時…
今もまだ震えていて
元をたどると


松橋さんの顔が浮かぶ。
キスはした。
手も握った…。

だけど
まだこの体には触れてないのに、触れたみたいに身体中が熱く感じた。




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重たい扉 ©著者:愛希

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