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3章:失語
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3章:失語
久しくして顔を出すと、相変わらず静かな店内…。輝斗のエースが去ると何故か他のお客様も彼から離れて行った。今日は私を含め二組、どうしたものだろう。
ネコ達幹部とオセロで大盛り上がり、輝斗が席に着いた。
「蝶、最近どう?」
『普通かな?』
「そう言えばさぁ、〇〇さんとどうなったの?蝶の前の担当だったんでしょ?ずっと気になっていて…。」
『いなくなったよ。』
「え?本当?」
『うん、新店閉めて移動になった。エースが彼女になったみたいで連れて行ったみたい。』
「なにそれ?あんな事、蝶にした奴を彼女にしたの?違うでしょう?それで、〇〇さんは平気なの?なんか言ってた?」
『分からない…。でも、もう思い出したくない…。』
声が掠れ、狂い溢れた感情に涙が流れた。忘れていたのに輝斗に聞かれた瞬間心の糸が切れた。
「あっ、ごめん。ごめん。」
俯いた私を輝斗は慌てて抱きしめ、厚い胸板から輝斗の暖かい体温が伝わり私は更に悲しくなった。もう、前担当には会えないんだと思うと胸が苦しくて締め付けられた。
「本当にごめんね。嫌な事聞いちゃったね。」
『ううん、大丈夫。でも、最後に好きって言ったんだ。そして、ちゃんとふってくれればいいのに、何も言ってくれなかった。』
「そっか、ふってさえも貰えなかったかぁ〜。蝶、辛いね…。」
抱きしめながら私をあやす様に背中をトントンと叩いた。輝斗の優しさは嬉しかったけど、再び心は闇に堕ちた。
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