14章:手術〜一時帰宅へ (2/3)

昨日、数値をもとに話し合いの結果、たとえ抜本的な解決ではないにしろ、当初の目的である歯の処置をしてもらう事にしていた。

一応、昨日の輸血で数値は上がってくれた。
微々たるものだけど…
でも、もし処置するならここしかないだろう、ということで。

このまま連れ帰って食べるか？食べないか？を待って、結局食べなかったまま弱っていくのを見たら、なんで処置しなかったんだろう、って後悔するにきまってる。
それよりは他の仔より多少、麻酔の危険性はあるけど処置をしてあげて少しでもナタが口を動かして物を食べるのが楽になるようにするのが一番の選択だと思ったし。

なにより食べることが大好きな食いしん坊のナタだから。