7章:二人の時間へ　その2 (3/7)

ある日、ギコが膀胱炎の症状を見せたのですぐに診察に行った。

ギコは避妊手術の時の入院でさえ、自分のテリトリーでは無いとチコ(おしっこ)ができずに膀胱炎になってしまうような内弁慶な娘だったので症状と行動は把握できていたのだ。

定期的に肛門腺を絞ってもらいに行ってもいたので、その際にも
猫は年をとると 腎臓障害になる子が多いと聞かされており、今後は血液検査もしたほうがいいでしょう、と聞かされていたので
今回は膀胱炎の判断との両方の意味から血液検査を行ったのだが…