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5章:痛みと記憶 (23/23)

ユウは裸足のまま制服を整え、一条にお辞儀をした。

「先生、勉強見てくれてありがとう。明日からも頑張ります」

「ああ。上靴は洗って干しておいてあげるから、気をつけて帰るんだよ」

「うん。ね、スカートの下がスースーする」

「……家に帰ったら暖かくしてあげなさい。やり方はわかるだろ?」

「ん……先生さようなら」

「さようなら、また明日」

ユウは冷たい廊下を裸足で駆け抜けた。



それから二週間後の学年末試験。
何度も右腕を擦りながら受けた試験で、ユウはこれまでにない好成績を修めた。
修了式の日、この成績ならK高校も狙えると告げる一条に、ユウは右腕に触れながら微笑んだ。

制服に隠された肌にはまだ無数の歯形が残っていた。
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くるくる、セックスの音 ©著者:櫻井ハル

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