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6章:春の風、幼い桜
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「ユウ!一緒!また一緒!」
跳ねるような慎司の声にユウは目を丸くした。
張り出された新しいクラス名簿を見る。
三年一組。
「……よかった」
「ユウ、俺も一組だよ。卒業までよろしくな」
そう言ってユウの頭を撫でたのは裕貴だった。
ユウは裕貴の横顔を見上げた。
「裕貴くん、背が伸びたね」
以前に増して大人びた裕貴を見ていると、ユウはぼんやりと一条を思い出してしまった。
三月までユウたちの担任だった一条である。
学年末試験で成績の上がったユウをひとしきり褒めたあと、一条はあっさりと自らの離任をクラスに伝えた。
四月からは同じ地区の別の中学に勤めると言った一条の声を、ユウは静かに聞いていた。
大人の男はこんなにあっさり去っていくのだと、重ねた逢瀬に後悔の気持ちすら感じた。
忘れてしまおうとつまらない気分に蓋をしたユウを、気にしていたのは慎司と裕貴の方だった。
春休み中、慎司とは何度もお互いの家で他愛のない話をしながら過ごし、裕貴とは頻繁に電話で話した。
一条との別れよりも、二人の優しさがユウを少し大人にした。
「移動しようぜ、新しい担任は誰かな」
慎司はユウの鞄まで持つと、さっさと廊下を歩きだした。
裕貴はユウの腰にさりげなく手を回し、それについて歩きだす。
少し痛い女子の視線を感じながら、三人は三年一組の教室に入った。
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