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3章:熱帯の氷 (20/20)

二人は部屋を片付けてからシャワーを浴び、しばらくして帰宅した慎司の母親に予定通りの説明をしてシーツを見せた。
少し色の付いた大きな染みのあるシーツである。
慎司の母親は二人を叱ることもなく、受け取ったシーツを洗濯機に入れてくれた。

「作戦成功だね、しんちゃん」

「俺たちって演技派かも」

「ね、明日は何しようか?」

「ゲーセンでも行く?涼しいところに行きたいね」

「うん。夏休み、まだいっぱいあるもんね」

明日の予定に心を躍らせる。
二人は夕暮れの町でユウの家までの道を、満たされた気分で歩いていた。





作戦は成功したかに見えた。
しかし慎司の母親はユウに何度も謝られながら、服が汚れた様子のないユウと、服を貸した様子のない息子の姿とを冷静に見つめていたのだった。
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くるくる、セックスの音 ©著者:櫻井ハル

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