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1章:冬に見た夏の夢 (20/20)

「ユウ、起きろ、ほら」

ユウが目を開けたとき、ヒロトはどうしてか呆れ顔で溜め息を吐いた。

「センパイ……?」

「二十分くらい飛んでんだもん、死んだかと思ったよ」

冷たい公園のベンチで、ユウは自分の体に掛けられたヒロトの紺のカーディガンに気が付く。

「掛けてくれたの?ありがとう」

ユウはそれをヒロトに手渡すと、にっこりと笑う。
下半身は露になったままであったが、シャツのボタンもカーディガンも留められている。

「パンツは履かせられなかったからさぁ……初セックスの感想は?」

独り言のように呟くヒロトは、カーディガンに袖を通す。
ユウは少し考えたあと、ヒロトを上目遣いで見ながら答えた。

「あんまり覚えてない……」

ユウがコンドームを使ったセックスをしたのは、この時が最初で、最後だった。
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くるくる、セックスの音 ©著者:櫻井ハル

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