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4章:なにもなかった (1/8)

4章:なにもなかった


彼に出ていかれた後
私はすぐに片付けを始めた。



首には
薄く痕が残っているだろう。
頭には
2ヶ所コブができているだろう。

腕にはティッシュ箱を投げつけられた赤い痕が見える。



見なくても
どこがどうなっているかわかる。



私の頭は傷がたくさん残っている。
腕にも足にも背中にもお腹にも

火傷の痕も




全部笑って
ドジだから、と済ます。

それ以上は誰も聞かない。

言っても過去は変わらない。

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かわれない ©著者:あい

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