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10章:恋 (2/19)

次の日 夕方前に起きると、カナが置き手紙をして先に仕事に向かっていた。

【先月、支払いしてなくて電話とか来るのダルイから今週頑張るね☆てゆーかカケ払わなきゃだし(笑)

今週は早目から出勤するけど、帰りは同じ時間だから☆マキも仕事頑張ってきてね☆行ってきます☆】


そうなんだ...
私も借金まともに返さなきゃ。


カナにメールをしようと、プライベート用の携帯を開くとメールが何通かきてた。


それは無視して、カナにメールを送る。


【手紙ありがとう☆頑張ってね☆今日は帰りにカナの好きな焼そば持ち帰りして帰るよ☆】


カナは1回だけ、私指名でお店に来てくれたことがあった。


妹的な私が、どんな店で働いてるのか心配になったと言って来てくれた。


その日の帰りに私の店の近くの中華料理屋さんで、ご飯を食べたんだ。

カナは、そこの焼そばが大好き☆


よく買って帰ってたんだ。


私は準備をして、音楽を聞きながら駅に向かい いつもの電車に乗った。
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しるし ©著者:maki

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