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4章:入店、そして始まった。 (1/1)

4章:入店、そして始まった。

不安はあったものの、リナ店長は居ないという安心から、直ぐに入店した。

一日目
待ち合わせの場所に車を止め
オーナーに電話する。

【えっ!本当に来たの?】

驚いているオーナー…

それでも、少し明るい声に、
使いたくない訳ではないらしいとホッとした。( 笑 )


仕事を一生懸命していれば、オーナーも分かってくれる。そう思っていた。


嫌われていた訳ではない事も
解かり、その時の態度も謝ってくれた。


入店して2日目位だろうか?


何からそんな話題になったかは、覚えていない。


私から何かを問いかけたのだろうか…


オーナーの重い口が開いた。


【 彼女…なんか変なんだよ 】



【 分かっています 】

そう答えた後、笑いながら、

【初日に サイトの話しをされた時は真っ青でしたよ 】


オーナーは、少し驚いた表情を見せたまま、暫く黙りこみ

【 やっぱりそうか… 】


この後、言葉を選びながら、
少しずつ話してくれた。


私からサイトの話しをしてきたと聞かされた事。

このサイトにずっと振り回され、疲れはてている事。

日に日に訳が解らなくなっていても、どうする事も出来なかった事。

リナを信じてしまった挙げ句
多くの人達を傷付ける事に
なってしまった事を話し始めた。

それでも、まだこの段階では
半分は信じているらしい発言もあった。全部が嘘だとは思えないとも言っていた。


訳が解らない事が次々起こり
疲れはて、信頼出来る人に相談した答えに納得せざるを得ないと…


【 境界性人格障害 】


この病気が何かも、この時の私には解らなかったが、嫌な勘は時として当たる。


嫌がらせは直ぐに始まった。


既にサイトは荒れ狂っていた




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