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「セクキャバなんだよね。キャバはあんまり向いてないみたいで…。ほら、私胸大きいからさ」
自分の胸を触って
ノゾミが笑いながら言った。
笑い事じゃない。
あたしが折ったフラグは
かたちこそ変われど
ジワジワと元の位置に戻りつつある。
「そこまで言ったなら、本当のこと教えて。ノゾミ、あたしと一緒じゃない時に何回@行った?」
上目遣いであたしを見ながら
指折り来店回数を数えるノゾミは
「まだ6回くらいだよ?」
「2週間で6回なら週3だよ?2日に1回だよ?」
「計算早いねっ」
だめだ。
ノゾミの未来はあまり変わらないかもしれない。
「アカリン!そんな真剣にならないで!学生のうちだけですよ」
ルカのように、あたしを呼ぶノゾミに腹が立ったがそれ以上は何も言えなかった。
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