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7章:g (2/8)

自分は遅刻をする癖に
遅刻を嫌うルカのために待ち合わせに15分前に着くと

すでにルカは待っていた。



「わ!アカリン、髪の毛可愛いー!服装も何か違くね?」

「もう二十歳だもん。落ち着かなきゃね。それより待たせちゃった?ごめんね」

「楽しみ過ぎて俺が早く着いちゃっただけだから気にしないで」



そう言って笑って髪を触るルカの腕には、あたしがあげたはずの時計があった。




「なんかルカくん、かっこいい時計してるね」

「あー…嘘ついても仕方ないから言うけど、お客さんにもらったんだ。」

「へぇ、高そうだね」

「多分…ちょっと高いかな。それより映画、映画!」



あたしがあげないことにより。
あたし以外の誰かが同じように傷つくのだろうか。



「ほら急いで!」

そう言ってルカはあたしと手を繋いだ。
これも違う。


あたしは、この日1度もルカに触れていないのだ。
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Re:@ ©著者:yzwnc

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