暫くして、先輩が呼ばれて、診察室に入っていった。

私はドキドキしながら、先輩を待つ。


10分後、先輩が戻ってきた。
遠くから見える先輩の表情からは、結果はわからなかった。


先輩は、私のところに駆け寄り、

ニッコリ笑顔になった。


本当にただの胃潰瘍だって言われたよ。ストレス性の。

よかったですね。これで安心してまた元の生活に戻れますね。


そうだね。
ってことは、ももちゃんはもう自分の家に戻るってこと…だよね？

そうですね。

そっか。
あの、勝手なのはわかってるけど、友人として、これからたまに会って御飯とか一緒に食べに行ったり出来ないかな？

えっ？

私は困ってしまった。