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158章:久しぶりの再会 (1/1)

158章:久しぶりの再会

先輩に会う日がやって来た。


待ち合わせ場所に到着すると、先輩がもう来ていた。


お久しぶり。元気そうでよかった。

先輩は、なんか疲れてますか?

ちょっと仕事が忙しくて。休みが最近取れなくてね。今日は久々の休みなんだ。

そうなんですか。仕事、大変なんですね。無理しないで下さいね。

ありがとう。


取り敢えずお店に入ろう。

近くのカフェに入って、注文をする。


先輩は一息ついてから話始めた。


急に呼び出してごめん。最後だから、会いたかったんだ。

最後って、どういうことですか?また海外出張とか?

まあ、そんなようなものだよ。今度はもっと遠くに行くから、もうこっちには戻って来れないと思うから。

そうなんですね。寂しくなりますね。

ありがとう。ずっと後悔してた。どうして、あの時君を、もっと信じてあげられなかったんだろうって。確かに嘘は付かれたけど、悪意のある嘘ではなかったから、笑って許せる度量があればよかったなって。直接謝りたかったんだ。君を深く傷つけてしまったよね。あの時は本当にごめん。

いいんですよ。私が嘘を付いたのがいけなかったんです。だから、気にしないで下さい。

君は相変わらず優しいね。ありがとう。その言葉で救われた気がするよ。

それならよかったです。

時々考えてた。君とあのまま付き合ってたら結婚して幸せに暮らしてたのかなって。

わからないですけど、私は先輩のように出来た人間じゃないので、そのうち愛想つかされて終わりだったような気がします。

そんなことない。君は僕よりずっと出来た人間だよ。優しくて、人に気を使える素敵な女性だと思う。

ありがとうございます。先輩に誉めて貰えるなんて光栄です。

僕は元々カノのことも傷つけてるから。そんなに出来た人間じゃないよ。

あれは仕方ないですよ。悪いのは社長のご子息です。


せ、先輩?大丈夫ですか?

ごめん。涙なんか見せちゃってカッコ悪いね。最近涙脆くてダメだ。

全然カッコ悪いなんて思いません。たまには泣いた方がいいんですよ。涙にはデトックス作用があるらしいですよ。

そうなんだ。物知りだね 。ももちゃん。

先輩、やっと笑ってくれましたね。よかった。


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夢見る少女じゃいられない ©著者:ももか

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