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153章:率直な意見
ももちゃんの友達は、ももちゃんが部屋を出てすぐ、僕に言った。
私はホストなんて信用出来ません。だから、あなたの言葉も信じていません。これからお金使わせないと言ったって、他に利用価値があるから手放さないだけ。私はそう思っています。
そうですよね。世間一般で言えば、ホストなんて信用してもらえない業種だと思います。でも、本当に僕はももさんを愛しているんです。損得勘定なしで。
口先だけなら、なんとでも言えますよね。店を出すことだって、本当に出したいなら、親に頼んで、保証人になってもらってでも、銀行でお金借りて出すはずだし、この仕事が楽で稼げるから、やってるとしか思えません。
そう思われても仕方ないですよね。
ごめんなさい。きつい言い方をして。ホストに貢いで破産した知り合いがいて、ももには、そんな目にあってほしくないんです。
ごもっともな意見です。
何か反論はないんですか?
あなたの意見を変えるのは難しいと思います。今は。だから、様子を見て頂ければと思うのですが。
様子を見る?
はい。逐一、ももさんに僕とのデートやメールのやり取りの報告をしてもらって、少しでもおかしいと思えば、僕に連絡下さい。説明します。
そうですね。このまま話してても平行線ですしね。わかりました。
取り敢えず、話はついたので、ももちゃんの友達と連絡先を交換し、ももちゃんに電話した。
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夢見る少女じゃいられない ©著者:ももか
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