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142章:担当の提案 (1/1)

142章:担当の提案

もしもし。何度もごめんなさい。

大丈夫だよ。気にしないで。ゆっくり話してくれればいいから。

うん。ありがとう。
あなたのことは好きだし、信じたいけど、信じられない部分があって。友達に言われたからじゃないよ。あなたの言葉で私が感じたことだから。

うん。

えっと。それでね。

大丈夫。落ち着いて。

うん。ありがとう。
前に彼女が出来たら、この仕事辞めるって言ってたでしょ?私のこと、好きなのに、彼女になれないんだって思ったの。辞めたら考えるじゃ、ちょっと違うかなって。
夢を叶えたい気持ちは、凄くよくわかるよ。だけど、やっぱり…。

うん。それに関して、説明させて。

わかった。

彼女が出来たら、この仕事辞めるって言ったのは、本心だった。あの時は。今は考えを改めたんだ。夢を実現させるのが先だって。信じられないって気持ちも、よくわかる。ももちゃんからは、デート代も指名料も今後は一切貰わない。それで信じてもらえないかな?
しばらくデート代貰わなかった時、あのまま貰わなくてもいいかなって、少し思ってたんだ。ももちゃんが罪悪感を感じてしまったから、また貰うようにしたけど。あの時は、償いのつもりだったけど、今は辞めたら彼女になって欲しいから、もう、ももちゃんからはお金は取らない。
本当は、もっと早く言うべきだったよね。ごめんね。

全然、気にしないで。本当にそれでいいの?よく考えて。

よく考えて出した結果の提案なんだけど。

そう。


担当、本気なの?

わからなくなってきた。


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夢見る少女じゃいられない ©著者:ももか

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