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135章:本当のこと
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135章:本当のこと
美香からの電話。
もしもし。ももと一緒にいた彼が、他の女と仲良く歩いてたのを見たんだけど、どういうこと?二股?
違うの。彼は…。
一瞬言うのを躊躇ったけど、美香にはこれ以上嘘つけない。
私は美香に本当のことを話した。
出張ホストだったのね。割り切っているのなら構わないと思うけど、ももの利用の仕方は危険だと思うの。依存しすぎてる気がするから。今のうちにそのホストさんとは離れた方がいいよ。じゃないと、別れがどんどん辛くなって、ももがダメになる気がするもん。私はももには幸せになってもらいたいの。普通の恋愛で。先輩のことで恋愛に臆病になっているのはわからなくもないけど、傷つくことを恐れてても、前に進めないよ。だから、お願い。普通の恋愛をして。
美香。ありがとう。私のこと、ちゃんと考えてくれるのは美香だけだ。そうだよね。早く縁を切った方がいいよね。
ももは大切な親友だから、真剣に考えるのは当たり前でしょ。
ありがとう。嬉しい。
彼とはお別れする。
そうそう。彼と一緒になる気がないなら、スパッと切るべきだよ。頑張って!
うん。頑張る。
じゃあ、また。今度ご飯でも行こうね。
うん。また連絡して。私もするから。
了解。
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