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127章:父の上京
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127章:父の上京
当日
待ち合わせ場所に着いたので、メールした。
5分後、父が現れた。
もも、久しぶりだな。元気そうでなにより。
お父さんもね。
隣にいる方は?
友達だよ。東京詳しいから来てもらったの。
あ、はじめまして。門井相馬と申します。ももさんにはいつもお世話になっています。今日は目一杯案内させて頂きますので、よろしくお願いします。
これは、ご丁寧に。ももの父です。こちらこそ、よろしくお願いします。
堅苦しい挨拶を終え、父が行きたいと言ったスカイツリーを見に行くことに。
東京タワーより高い、スカイツリーからの眺めを見てみたくてね。
凄くいい眺めだよ。
それは楽しみだな。
スカイツリーに登った父はまるで子供のように大はしゃぎだった。
昔登った東京タワーとは全然違うな。街並みが綺麗だ。登ってよかった。
二人とも、案内してくれて、ありがとう。
父さんが喜んでくれてよかったよ。
スカイツリーのレストランでランチをした後、浅草の銭湯に行くことに。
長旅でちょっと疲れたからな。
父はそう呟いた。それが私には、老いを感じているように見えた。
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