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120章:担当の過去 (1/1)

120章:担当の過去

今日は担当とのデート。

色々聞いてみることにした。


この仕事を始めるきっかけや、続けている理由、将来のことなど。


言える範囲で大丈夫だよ。
と付け加えて聞いた。


そうだね。元々、箱にいたんだ。この業界に入るきっかけは、元カノだった。この前の女性じゃなくて、もっと後に知り合った子。告白されて付き合って半月で、顔しか取り柄ないんだね。つまんない男。って言われて振られて、見返したくて、箱ホスに入店した。No.1のヘルプにつかせてもらって、No.1の接客をよく観察して、色々アドバイスもらったり、枝を紹介してもらったりして、2ヶ月でNo.3に入った。でも、それが気にくわなかった先輩ホストに嫌がらせされたり、ヘルプも適当にされたり、お客さんに嘘の噂を流して客剥がしされたから、うんざりして辞めたんだ。で、出張なら個人プレーで、邪魔されないと思って、入店。今に至るって感じかな。ホストを続けている理由は、お金を貯めて、いつか、店を出したいから。レストラン&バーの。

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夢見る少女じゃいられない ©著者:ももか

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