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111章:転職活動 (1/1)

111章:転職活動

小宮山社長には帰るまで会わずにすんでホッとした。


帰り道


明日から有給取って転職活動するよ。

そっか。頑張ってね。

ありがとう。


先輩はもう面接を何件か決めてきていた。
さすが先輩。行動が早いわ。


そして次の日には、二次面接までいったとの知らせ。

先輩、凄いな。


二次面接も受かり、明日は最終面接。社長との面接らしい。


謙吾君なら大丈夫。絶対受かるから。

ありがとう。頑張る。



次の日の夕方、先輩と会う約束で待ち合わせ場所で待っていると、表情が曇った先輩が。


謙吾君、どうしたの?

聞きたいことがある。ももちゃんが水商売をやってるなんて、嘘だよね?

えっ。どうして、そう思うの?

面接した会社の社長がなっちゃんによろしくって言ってて、話を聞いたら、この前のレストランで君を見かけて声を掛けたとか。友人と食事だとももちゃんは言ったみたいだけど、彼氏だって社長は直感して、ももちゃんと店に入ってくる僕の顔、見たって言ってた。

そう。小宮山社長ね。それで、面接は?

なっちゃんの彼氏ならって採用されたよ。屈辱だったね。僕の実力じゃない。ももちゃんのコネみたいだから。
水商売やってるって、本当だったんだね。

うん。水商売のこと、黙っててごめんなさい。嫌われたくなかったの。

じゃあ、僕と付き合う時に、辞めればよかったじゃないか。

そうだよね。そして、本当にOLになればよかったんだよね。

ちょっと、今、ももちゃんとこれ以上話せない。このままだとももちゃんを責め続けて、ももちゃんを過剰に傷つけてしまうから。

わかった。暫く距離を置いて考えて下さい。私も今後の仕事のこと、考える。辞める方向で。

そうしよう。ごめん。
落ち着いたら連絡するから。

こっちこそ、ごめんなさい。あの、一つだけ言わせて。謙吾君の採用は、私のコネなんかじゃないよ。小宮山社長は人を見るから。きっと私のこと話して反応を見たんだと思う。動揺したりしたら、多分受かってないよ。謙吾君は冷静に判断し、行動が出来ると思って採用したんだと思う。
謙吾君の実力だよ。

うん。わかったよ。それは。

じゃあ。

ああ。


これからどうなるのかな、私たち。

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夢見る少女じゃいられない ©著者:ももか

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