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56章:着信あり
メールを送って15分位たった頃、電話が鳴った。
もしもし。
もしもし、メール見たよ。ももちゃんに不快な思いをさせてしまって、ごめん。水揚げの話、リリーさんから聞いたんだね。これはリリーさんにしか言ってないんだけど、海外留学したくて、ずっとお金を貯めてたんだ。何でこの仕事やってるのかってリリーさんに聞かれた時に、そう答えたら、海外の生活費や借りる部屋、全部リリーさんが面倒みるって言ってくれて。とにかく早くこの仕事辞めたかった。
でも、ももちゃんと過ごした時間はとても有意義で楽しくて、本当に癒された。ももちゃんを大切に思ってた。だから、会えなくなるのは辛い。
じゃあ、間違いメールの件は?そんなに大事に思ってたのなら、どうしてちゃんと送信先のメールアドレス確認しなかったの?
それは、本当に申し訳ないと思う。急いでたとはいえ、確認しなかった僕のミスだから。言い訳のしようがない。
許せない気持ちもわかる。
今までの楽しかった時間も全部が無になっていく感じがして悲しかったよ。本当に好きだったからこそ、どうしても許せなかった。ごめんね。
ももちゃんが謝る必要はないよ。僕が全部悪いんだ。
もう、今さらいいよ。仕方ない。海外留学、夢が叶うなら、よかった。おめでとう。
ありがとう。
元気でね。リリーさん、あなたのこと、真剣に考えてる。それだけあなたが好きなんだと思う。電話でそれが伝わってきた。リリーさんとお幸せに。
ありがとう。本当にありがとう。
じゃあね。
うん。
電話を切った後、涙が出てきた。あの時と同じだ。
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夢見る少女じゃいられない ©著者:ももか
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