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5章:気持ちの余裕
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5章:気持ちの余裕
彼の車で彼の家に向かった。
この時にはもう彼には完全な信頼を持っていた。
ヒロ「寄るのこの先のコンビニ品揃え悪いから24時間スーパーでいい?」
私「(笑)うん!任せる!」
ヒロ「なんで笑った?」
私「ヒロの口からスーパーってワードがでると似合わないと思って。。笑」
ヒロ「失礼な!」
そんな些細な事でも笑いあえることが嬉しいと思った。
ヒロ「着いたよ〜!」
私「へえー!初めて来た」
そう言ってキョロキョロする私を迷子になるなよと諭す彼は頼もしく感じる。
ヒロの持ったカゴを奪ってヒロの後ろについて歩く。
ヒロは「お前にはこれだな(笑)」
そう言って1リットルの大きな缶ビールをカゴに入れた。
ヒロ「飯は?」
私「仕事前にパン食べたからいらない!お酒飲むとお腹いっぱいで食べれないんだよね。」
ヒロ「ダメダメ!ちゃんと食わないと」
そうお母さんみたいなことを言う。
食べる食べれないを聞かずミニお弁当みたいなのをカゴに入れた。
その他に食料品やおつまみなどスーパーでたくさん買い込んでレジに並んだ。
お財布を出すと「いいから!」と私のお財布を奪ってカバンの中に戻された。
私「じゃあちょっと隣のドラッグストア行ってきてもいい?メイク落としが欲しくて」
ヒロ「うん!」
そう言ってレジを離れた。
スーパーの隣に隣接しているドラッグストアでメイク落としを探し手に取り、
彼の家のトイレットペーパーと箱ティッシュが残りわずかだったからと思いたくさんあっても困らないと思い購入した。
スーパーに戻りヒロを探すと袋詰めしていた。
遠くから見ると仕事終わりのサラリーマンだ!その姿も愛おしく感じた。
私「お待たせしました!」
ヒロ「メイク落とし買いに行ったんじゃないの?」
私「買ったよ!でもヒロの家トイレットペーパーも箱ティッシュも無くなりそうだったから!たくさんあっても困らないでしょ?」
ヒロ「よく知ってるな(笑)ありがとう。いくらだった?」
私「お酒買ってくれたからいらないよ」
そんな会話をしながら袋詰めしたら大量の袋の数になった。
ヒロは両手に2袋づつ、私は1つづつ持って車に戻った。
ヒロ「さて!帰りますか!」
私「はい!」
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