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2章:ひまわり
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2章:ひまわり
翌日…早る気持ちと高鳴る鼓動のはざまで… 携帯を握りしめながらさ 惚れたなこりゃ…なんて ひとりごちたのを思い出したよ それも今までに無いくらいの衝撃波を受けたような感じでさ…
まあ実際衝撃波なんてもの この身に受けたことはないんだけど 一度もさ
でも嘘 偽りなく言っちゃうとさ 生涯初めてだよ こんな 気持ちにさせて くれた 女性は…
あなたが最初で最後だと 断言できるよ…いや、しちゃうよ…本当に
またそんな風にはにかむ だろ…それに やられちゃったんだよ 俺は…
この罪つくり
仕事をしていても その笑顔が頭にちらついちゃってちらついちゃって どうにもならなかったんだからな…
えーと どこまで言ったんだっけ…あっ そうそう
たしか初めてのメールは日常の事や 何かについて感動したり 心の表層に 現れた事なんかについて やり取りしないか なんて今…思えば 顔から火が出そうなことを書いて送ったよね
でも あなたはそれを訝しがる事なく うん いいよ と快諾の返信してくれて
流石 俺が惚れた女性だ
なんて…
何度も何度も返信メール 開いては 頬緩ましている馬鹿で三国一幸せな男がそこに いたのさ…
ちょっと あなたへの思い入れが…強すぎて暴走した感があるな でもさ
あの日から毎日が楽しくなったのは…否めない
事実なんだよ…本当に…
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思い出…窓から射し込む月灯り ©著者:白羽野矢
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